昨年秋にギリシアに行った時、
アクロポリスの遺跡の入場チケット売り場に
営業終了時間の２時間前に行った所
「もう今日は終わりなのよー」
と言われました。
終了時間しっかり書いてある看板の隣でw
「ギリシア人はユルい」
と聞いていたので、気になりませんでした。
ブログのネタが出来たなぁ、くらいで。
↑生パルテノン（工事中）
聞くところによると、だいぶ前から工事中w
この日も工事してなかったしw
でも、このギリシア人のユルさが好き。
それに引き換え、日本のサービスの凄さですよ。
銀行に入り窓口の方へ行けば
「今日はどういったご用件でしょうか？」
駐車券を機械に入れようとすると
「駐車券でございますか？お預かり致します！」
もう、それは物凄い速さで来てくださる。
私が「次何するんだっけー？」
と思ってるくらいの時に
「はいっ！駐車券でございますね？
駐車券でしたら、このタナカが！
私、タナカめにお申し付けを！！！」
という勢いで来てくださる。
もう、高級ホテルかレストランか、
果てはファーストクラスかってくらいの
VIP待遇です。
「あの…私〇〇円しか預金してませんので、
お金を下ろした時に封筒を頂けるだけでも
十分でございます！」
と言いたくなるレベル。
せめてもう少しお金入れようかしら。
小銭まで全部入れちゃおうかしら。
はっ！まさかそれが狙い？やるな！おぬし！
↑絶対違うw
これがスタンダードな日本は、本当に凄い。
誇るべきことですし、
お陰様で、どこへ行っても
気持ち良く過ごせます。
久しぶりに海外へ行って、
日本のサービスの素晴らしさと、
それを当たり前に思っていたことを、
痛いほど感じました。
（だいぶ茶化してますけど、
本当に有り難く思っています）
だけど同時に、ギリシアで見たような
ある種のユルさというか、
お店ファースト感も、
もう少しあってもいいかな？と思います。
私は昔接客業だったこともあり、
お店のサービスとか実は結構
見ている方だと思うのですが、
何処でもこんなに高水準のサービスを
受けられなくても構わないかなーと。
別に愛想悪くしろとは言いませんが、
ユルいバーのマスターとか
気さくな八百屋のおっちゃんとか
「定休日: 疲れたら休みます」な
雑貨屋さんとか
それはそれで素敵じゃないですか？
ワークライフバランスと言うのでしょうか。
人生があって仕事があると私は思うので、
自分の人生にフィットするように
仕事をしても全然良くて。
この、今の日本の基準の高さというのが、
おもてなしの精神の場合もあるけど、
提供する側の「やらなきゃ！」から来ていたり
するんじゃないかなと。
で、「やらなきゃ！」にまみれて辛くなって
「俺はめっちゃ大変な思いして
働いてるんだから、皆キリキリ働けや！」
となって、更に基準が高くなっている
場合もあるのでは？と思うのです。
苦労してる人は、ユルい人が嫌いです。
その人がサボっていても
自分には関係ないのに
「なんでもっと頑張らないの？」
って思ってしまう。
下手すると、相手に堂々と
頑張りを求めてしまう。
だから、ユルい人にイライラする時は
「自分頑張り過ぎてないかな？」
と振り返ってみることをオススメします。
そして、人の基準に合わせて
頑張るのをやめて、
自分に心地よいペースでやることを
一人一人が自分に許していけると
いいんじゃないかな？と思います。
でもアレですよ。
目標に対して当たり前の努力をするのが
嫌だったり
失敗するのが怖かったりで
引き寄せーとか
ありのままーとか
ワクワクーとかを
言い訳にしたら、それもアレですよ。
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