エネルギー・宇宙

今帰仁村で考えた①

今回訪れたのは、

沖縄の今帰仁村という所です。
世界遺産の今帰仁城跡や
最近人気の古宇利島があります。
お隣の本部町には美ら海水族館。
そんな数々の観光名所からも近い所ですが、
ホテルのウェブサイトには
「何もない所ですが、
        手付かずの自然があります」
と書いてありました。
実際行ってみても、
超ハイシーズンにも関わらず
村では他の観光客の方と
あまり遭遇しませんでした。
ホテルで教えて頂いたビーチ3カ所は
どこも他に2.3組。
大きめのビーチですら空いていて
気がねなく遊べました。
朝、自然に目が覚めて
部屋のテラスで海を見下ろしながら
瞑想していると、
「この村にはこのままで居て欲しいし、
    皆さんの生活を邪魔したくないなぁ」
としみじみ思いました。
私達がお邪魔したビーチには
ちゃんとした駐車スペースもなくて、
道の突き当たりに皆が停めている間に
なんとなくスペースが出来た
という感じでした。
ここが誰の土地だとか、
誰が管理しているとかいう
意識もあまりないのだと思います。
田舎育ちの私が
子どもの頃虫捕りをしたり
花を摘んだりしていた場所も、
もちろん誰かの土地なのでしょうが
入っても咎められることもなく
親にも叱られることなく
「みんなのもの」みたいな気持ちで
遊んでいました。
虫を捕ったり花を摘んだりしても
木の枝を折ったりはせず、
子どもにも暗黙の了解があって
みんなでその場所を大事にしていた
ように思います。
きっと地元の人にとっては
ここもそういう場所だから、
私も含めて、外から来た人は
「お邪魔している、お借りしている」
という意識を忘れずにいられたらと、
しみじみ思いました。
また、私達がお世話になったホテルは
ご家族で経営されている小さなホテルで、
今まで泊まったどのホテルよりも
清潔で手入れが行き届いていましたし、
綺麗に使おうと自然に思いました。
今帰仁村も
ホテルも
その良さが解って
大切にしてくれる人にだけ教えたいと
思わせる何かがありました。
誤解を恐れずに言うと、
解らない人に
踏み荒らされたくないのです。
私だって他所者だけれど、
そう思っています。
私のセッションは、
ご紹介のお客様も多くいらっしゃいますが
爆発的に拡がることはありません。
ですが、紹介してくださる方は
とっておきの方に
オススメしてくださいます。
「セッションのこと聞かれたんだけど、
    なんかその人は違う気がして…」
なんて言われることもあって
「えーオススメしてくださいよー」
と笑って答えていますが、
そういうクライアントさんも、
同じように「解ってくれる人にだけ」と
大切に思ってくださっているのかなと、
朝の今帰仁村を見下ろしながら
胸がいっぱいになりました。
部屋のテラスからの景色

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