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フィギュアスケートの演技構成

皆がそれぞれ得意なことをして成立している世界「アンパンマンの世界」に向かって行ってるのを、オリンピックのフィギュアスケートを観ていて感じました。←なんじゃそりゃw

あ、導入だけじゃなくて最後までフィギュアの話なので、興味のない方はスルーしてくださいね!
フィギュアスケートが好きで結構観ているのですが、男女ともに獲るべき人が金メダルを獲るのって、かなり珍しいと個人的には思ってます。
ここ20年で、まぁ納得がいったのはトリノかなぁ?
それで、今回金メダルを獲ったザギトワ選手が、ジャンプの基礎点が上がる演技後半に全てのジャンプを持って来たことについて、アメリカのアシュリー・ワグナー選手が批判的だったそうです。
「選手として、そういう戦略を取る気持ちは良く解るけど、あれはフィギュアスケートではない」
とのこと。
賛成とまでは行かないけど、ちょっと解る。
そして何より、こういう議論は活発にされるべきだと思う。
体力のなくなる演技後半にジャンプに加点が付くというルールは公平ではあるし、後半に全部持って行けるなら、それで技術点を上げるという戦略もアリ。
だけど、前半にジャンプがないプログラムが美しいかと聞かれれば、正直「うーん…」だ。
メドベージェワ選手と同じコーチのようだけど、メドベージェワ選手が世界最高得点を出した時も、「全部のジャンプで手を上げて加点を狙う」という戦略だった。まぁ、ルールの穴を狙うと言うか、その発想力には心から天晴れ。
だけど、この時のメドベージェワ選手のプログラムを観た時も、正直私は「うーん…」だった。
個人的な好みで言えば、演技後半に全てのジャンプを固めたザギトワ選手のプログラムより「うーん…」だった。
誤解しないで欲しいのは、メドベージェワ選手は、選手として本当に素晴らしいし、大好き。今回も、金メダルを獲ったとしたらとても嬉しかったし、私は彼女のファン。
だけど、ジャンプの難易度を下げて全部のジャンプで手を上げるって…そんなプログラム、面白い?
むしろ、メドベージェワ選手の卓越した表現力が死んでしまう気さえする。
手を上げるジャンプって、アクセント的に何個か入るからいいんじゃない?
本人もあんな風にしたかったのかな?と思うんですよ。
それで、じゃあコーチがいけないのかって言うとそうではない。その発想は、心から凄いなと思う。
そしてそして、ルールを作る側のせいかと言うと、そうでもない。疲れてきた演技後半のジャンプの基礎点を上げたり、手を上げたジャンプに加点をするのは正しいと思う。
ワグナー選手も、「そういう戦略を取る気持ちは解る」と言っているように、誰かを批判するという話ではない。
ルールに完璧なものはないからこそ、こうして様々な意見を言いあって、もっと競技が面白くなったら嬉しいなぁと思う。
だから、ワグナー選手の発言も、ザギトワ選手やルールへの批判と受け取らずに、今後のルール改正への前向きな意見と受け取られるといいなぁと思ってます。
それにしても、ザギトワ選手やメドベージェワ選手に限らず、ロシアの女子選手は「舞踊」が美しいですね。バレエ大国だからでしょうか?
あんなに若い頃から優雅に美しい振りが出来るって、もうなんなんでしょうね。これはロシアならではだと思います。
ね?本当に最後までフィギュアの話だったでしょ?ww

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